上まぶたのひきしめ・たるみ治療

フォトナ『エルビウムヤグレーザー』で
上まぶたのタイトニングはいかがでしょうか

手術との同時使用でも満足度の高い結果を残せています


みかこクリニックでは、レーザーによるタイトニングには、フォトナのエルビウムヤグレーザーを用いていますが、現在、当クリニックの施術メニューとしてご用意している「目の周り」のタイトイング照射については、「ダウンタイムなし」または「ダウンタイムが非常に軽い」照射方法ばかりです。ですが、このページで取り上げる照射方法は、『ダウンタイムあり』の強い照射方法です。

『ダウンタイムあり』の強い照射がどういったものかというと、まず、「かさぶた」ができます。かさぶたは照射方法にもよりますが、4日から7日かけて剥がれます。また、一番強い照射方法になると、局所麻酔なしでは耐えられない患者様が多いです。かさぶたができる上に、局所麻酔まで必要な照射方法というのは、気軽には受けられるものではありません。そこで、手術に併用することを思いつきました。手術を行うのであれば局所麻酔を必ず行いますし、そもそも手術にはダウンタイムは避けられませんので、かさぶたができる程度のダウンタイムが加わることは、そんなに大きな問題ではないと考えたからです。

ここでは、目の手術(二重や眼瞼下垂)の際に、フォトナのレーザー照射を併用して、上まぶたのタイトニング(たるみ治療)を行った症例写真をご紹介します。


 症例① 眼瞼下垂の手術+レーザー照射


まずご紹介するのは、
『眼瞼下垂の手術』+『上まぶたタイトニングレーザー』
の併用例です。

ご紹介する患者様は、手術前は、頭痛や眼痛があり、瞼が重い感じがされていたそうです。コンタクトの使用歴はありません。おもり負荷テストで2gは挙上できましたが3gになるとやや挙上困難となり、軽度の腱膜性眼瞼下垂と判断しました。

 

手術は腱膜固定を予定しました。余剰皮膚も多く、通常であれば最低でも7mmは切除したいところですが、自然な仕上がりを目指して、5mmと控えめに設定し、フォトナの『エルビウムヤグレーザー』を併用することにしました。皮膚は眉毛に近いほど厚く、睫毛に近いほど薄い構造をしています。腱膜固定で皮膚を同時に切除する場合、皮膚の切除量が多くなればなるほど、厚い皮膚が残され、厚い皮膚で作る二重は不自然な印象を与えやすくなります。この不自然さは、もともとの皮膚の厚みが厚い方ほど顕著になります。

モニター患者様はそれほど皮膚が厚いタイプの方ではありませんでしたが、皮膚切除を控えめにし、レーザー照射の併用により上まぶたのタイトニングを行うことで、より自然な仕上がりを目指しました。眼瞼下垂の手術が終了した直後に、フォトナ『エルビウムヤグレーザー』を照射しました。


下の写真は手術翌日の状態です。

レーザー照射の影響で上眼瞼皮膚が赤黒くなっています。眼窩脂肪が少なく、三重瞼になりそうでしたので、予防のための『袋とじ』も行っています。そのため、やや閉瞼が困難に見えますが、手術後3日目に袋とじを解除した後は問題なく閉じるようになりました。

 

下の写真は、術後9日目(抜糸の日)の状態です。
レーザーの影響でまだ一部の皮膚が赤黒くなっています。
この赤みは約2週間程度で消えます。


下の写真は、術後1か月後の状態です。
術前術後の状態を比較してご覧ください。

術後は頭痛と眼痛が無くなり、楽に開瞼できるようになったそうです。印象もそれほど大きく変えずに目的を達成できたと思います。


いかがでしょうか。
印象を大きく変えることなく、頭痛や眼痛の改善といった目的を達成できたと思います。

ちなみに、眉も当クリニックでアートメイクを受けて頂きました。
手前みそですが、こちらもとても自然な仕上がりで素敵だと思います。



 症例② たるみ取り手術+レーザー照射


次にご紹介する患者様は、上眼瞼のたるみ取りの手術を希望されてご相談にみえました。自然な仕上がりを目指して、最初は眉下切開によるたるみ取りを予定していたのですが、手術直前に、他院で受けた埋没法の糸が出てきてしまったこと、埋没法の糸による瘢痕が膨らんで目立っており、抜糸だけでは改善できなさそうだったことから、やむなく瞼縁での皮膚切除に切り替えました。

そこで、レーザー照射を併用することで、皮膚切除量を減らし、自然な仕上がりにすることを目指しました。症例①でも述べましたが、皮膚の切除量が増えれば増えるほど厚い皮膚が残され、その残された厚い皮膚で作る二重は厚ぼったい不自然な二重になりがちだからです。

 

そのような理由により、皮膚切除量は控えめに5㎜としました。
手術では両側の腱膜の固定も行いました。
そして、手術終了直後に、フォトナのエルビウムヤグレーザーによるタイトニング照射を行いました。


上は、手術翌日の状態です。
レーザー照射の影響で、上眼瞼皮膚が黒くなり、まだらな模様がついています。これらが全てかさぶたになります。


手術後1週間で抜糸にお越し頂いた時の写真です。下段の写真(瞼を閉じた状態の写真)では、かさぶたが多く残って見えています。これは患者様が「触るのが怖かった」ためにほとんど触っておらず、かさぶたがそのまま残っている状態です。新しい皮膚は既に形成されているため、抜糸の時にかさぶたを除去しました。それが上段の写真の状態になります。この後、洗顔することによって、かさぶたは全て取れたと思われます。


初回手術から1か月後の状態です。左(向かって右)の皮膚のかぶりがやや多く、左右差があります。右(向かって左)の皮膚も、もう少し減らしても良いと感じました。そこで、左のみを2㎜追加切除し、両側に2回目のレーザーを照射させて頂きました。初回のレーザー照射の際は、海外の先生のプロトコルの半分程度の照射量で行いましたが、2回目はもう少し強く照射することにしました。

 

2回目のレーザー照射から1週間後の状態です。
右(向かって左)はレーザー照射のみしか行っていないのですが、かなり皮膚が引き締められたと思います。目尻のシワも顕著に改善しています。

いかがでしょうか。手術というダウンタイムが避けられない状況においては、レーザーを併用するメリットがとても大きいと感じました。また、今回のこの結果から、たるみが軽度で腱膜固定の必要がない方であれば、レーザーによるタイトニングのみでもご満足いただけるケースがあるだろうと思いました。



 症例③  二重ビーズ法+レーザー照射


つづいてご紹介する患者様は、二重(ビーズ法)の施術の際に、上まぶたのタイトニングも行った患者様です。もともと奥二重だったそうですが、10年前に「埋没法」で二重にされたそうです。それから8年間ほどは問題なかったそうですが、緩みが生じてきたため、2年前に「切開法」を行われました。ですが、残念ながら、術後に左右差が出てしまったそうです。それからその左右差を改善するべく、2つのクリニックで右側のみ埋没法を施行されました。それでも、望むような結果が出ず、むしろ悪化してしまったことから、信頼できるクリニックの先生に右の埋没法の抜糸だけ行って頂いたそうです。これら一連のトラブルが「切開法」から始まっているため、もう一度メスを入れることに踏ん切りがつかず、何とか別の方法で改善できないかと探していた時に、私のブログで「ビーズ法」を見つけたのだそうです。

下の写真は術前の状態です。

確かに、右(向かって左)の二重の幅が狭くなっています。下段の写真の赤い点は、術前のデザインのマーキングです。このラインで新しい二重を作るようにしました。外側は現在の二重に繋がるようにデザインしています。


下の写真は、施術終了直後の状態です。

上眼瞼皮膚のシワとたるみも気になるとおっしゃいましたので、ビーズ法の直後に、フォトナの『エルビウムヤグレーザー』を用いた皮膚のタイトニングを行いました。このレーザー照射の方法は、皮膚の引き締め効果の高い照射方法です。かさぶたが約1週間かけて剥がれますので、ダウンタイムは「あり」の照射方法なのですが、どうせ手術で腫れるのですから、一石二鳥を狙った施術です。


下の写真は術後9日目に抜糸した直後の状態です。
フォトナのタイトニング照射によるかさぶたは既に全て取れています。


遠方からの患者様でしたので、術後1か月のお写真は自撮りして送って頂くことになっていましたが、先日、そのお写真が届きました(ありがとうございました!)。

気にしていた右側(向かって左)内側の二重幅が左右ほぼ揃っています。患者様には結果に大変満足して頂いたそうで、私もほっとしました。メールには、「つい先日、数年ぶりに心の底から笑う自分に気が付きました。」とも書いてくださっていて、なんだか私もじんわりと温かい気持ちになりました。


この患者様とほぼ同じ時期に、他のクリニックで眼瞼下垂の手術を行って、術後早期に二重が取れてしまったという別の患者様にも、この『ビーズ法』を行いました。「切る」ことに慣れている形成外科医としては、「もう1回手術をやり直して、二重をきちんと作り直せばよいのでは?」と簡単に思ってしまうのですが、その患者様も、「もうメスは入れたくないんです!」と力強く言われていました。患者様の「切りたくない!」にお答えできるのが『ビーズ法』です。ですので、『困ったときのビーズ法』と、私は勝手に呼んでいます。



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フォトナ「エルビウムヤグレーザー」による上まぶたのタイトニングは、手術との併用ではなく、レーザー照射のみによるタイトニングも可能です。

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