みかこクリニックに導入予定の機器紹介。
第三弾は、光治療器 Icon(アイコン)です。
光治療とは、一般にフォトフェイシャル、IPLなどと呼ばれる光を利用して肌の若返り・活性化を図る治療です。アイコンは従来の光治療とは違い、専用の機器で皮膚のメラニン量を計測してから、適切な出力で光エネルギーを照射することができます。また強力な冷却装置を2台内蔵しているので、安全に高出力照射が可能となる最新の光治療器です。アイコンでは、1回の施術でも「シミ・そばかす」をかさぶたにし、目立たなくさせる効果があります。その他にも、「赤ら顔・肌質の改善、毛穴の引き締め」効果が期待できます。治療直後からメイクができるのも魅力です。
アイコンという機種を選択するかどうかということ以前に、光治療器自体を採用するかどうかで最後まで悩みました。というのも、ピコレーザーが登場してから、「光治療器で可能なことの全てがピコレーザーででき、しかも光治療器以上の効果が出せるようになったため、光治療器の出番が少なくなり、ついには機器を手放した」という先生方の話を何度か聴いていたからです。ピコレーザー、特にピコシュアを使用されている先生がその話を強調されていたので、予算の都合上できれば機器の購入は最小限に抑えたいとの思いから、光治療器の採用は見送ろうかとも思いました。ただ、ピコレーザーで代替可能なのは色素や肌質改善の点においてであり、肌の赤みや毛細血管拡張の治療はピコレーザーではできません。瘢痕治療ガイドラインの作業過程で、赤みや毛細血管拡張に対する光治療の有効性の論文検索を行ったのですが、光治療器の血管系への効果は比較的エビデンスが高いことも分かりましたので、赤みの治療手段としても光治療器を持ちたいと考えました。それに、ピコレーザーは本体価格がとても高額なので、施術費用もどうしても本体価格に見合った価格にせざるを得ません。そうなると、施術費用的な理由で施術を諦めてしまわれる患者さんが出てしまう可能性があります。さらに、光治療には根強いファンも存在するのが事実ですので、美容クリニックとして治療の選択肢を多く提供したいという気持ちもありました。そういったことを総合的に判断し、患者さんに選んでいただく施術メニューのバリエーションを増やすために、光治療器はやはり不可欠な機器だという結論に達しました。
そして、光治療器にも様々な機種があり、どの機種にするかは、これもとても悩みました。実は、(アイコンも使用されている)宮田成章先生(みやた形成外科・皮フクリニック院長)にピコウェイのお話を伺った際に、アイコンの良さについてはお話を聴いていました。アイコンの魅力は、「強力な冷却装置が本体に内蔵されていているのでジェルが不要であり、高出力なので治療のキレが非常によい、それでいてとても安全性が高いこと」だと教えて頂きました。また、菅原順先生(JUN CLINIC院長)も、アイコンと同じシリーズの機種を使用されていたことも、アイコン採用の大きな決め手となりました。
さらに、アイコンでは脱毛も可能です。みかこクリニックの開院準備をしていく中で、脱毛のご要望が思った以上に多かったため、脱毛用のプローブも購入しました。開院当初は、スタッフ数の問題もあり、脱毛については顔と脇のみに限って予約をお受けする予定です。