人中短縮レーザー


「人中短縮レーザーが人気なんですよ!」という話を聞いたのは、2024年のJSAS(美容外科学会)のFotonaのブースでのことでした。その人気を受けて、学会二日目にはフォトナを使用した『人中短縮レーザー』の発表があったそうなのです。『人中短縮レーザー』は、粘膜(口の内側)にも安全にレーザーが照射できる『Fotona』ならではの施術です。残念ながら私は初日のみの学会参加でしたので聴けなかったのですが、その発表内容が非常に気になりつつ東京から帰ってきました

↓「人中」

実は『人中短縮』目的のレーザー照射は、正式メニューにはないものの、数名の患者様からリクエストを受けて、みかこクリニックでも『Fotona SP Dynamis』 を使用して行っていました。私の方からご提案したわけでもなく、人中短縮を狙って照射したわけでもないのですが、口腔内照射を受けられた患者様から、「人中短縮にも効果があったので、そこに多めに照射をしてほしい」と依頼されたのが最初でした。その後も何名かの患者様から同様に「人中にも効いていると感じる」というお声は頂いていたのですが、その効果については検証をきちんとしていませんでしたので、これまで宣伝もメニュー化もしていませんでした。その後も数名の患者様に既存のメニューをアレンジする形で照射を行っていたのですが、ニーズがあるのであれば、これを機に『人中短縮』を主目的とした正式メニューを作ろうと、効果的な照射方法の検証を行いました。

フォトナのタイトニング効果の高さについては、私の顔をはじめ多くの方で実証済みですので、あとは人中という限られた組織をいかに「効率的に」「安全に」熱作用によって引き締めることができるか、ということがテーマになります。

私が考えつく効率的な施術方法の組み合わせで、それぞれ、やけどを起こさない、そして痛みに耐えらるギリギリの設定値を探しながら、まずは自分の顔で試してみました。安全性に問題ないことがわかりましたので、続いてスタッフの顔を借りて検証を続け、以下の方法にたどり着きました。

当院での、施術の詳細についてご紹介します。施術は 『Fotona SP Dynamis』 を使用します。

①口唇粘膜への「PIANO照射」(粘膜への余熱照射)医師施術

②「リップレーズ」(赤唇部へのエルビウムヤグレーザー照射)医師施術

③「リップレーズ」(口唇粘膜へのエルビウムヤグレーザー照射)医師施術

④上口唇皮膚への「ロボティックスキン照射」 看護師施術

⑤上口唇皮膚への「PIANO照射」 看護師施術 

少し長い工程ですが、1回でしっかりとした変化を出すなら、これだけしっかりと照射を行った方がよいとの結論になりました。

人中の長さを気にしていた当院のスタッフに『人中短縮レーザー』と『人中短縮ボトックス』を行いました。施術後1週間と1ヶ月の経過をご覧ください。

ボトックスを使用していますが、笑った時も口すぼめを行った時も不自然さはありません。また違和感もないそうです。

上口唇にボトックスを使用することに不安を感じる方もいらっしゃると思います。その点について、実際に受けたこのスタッフによると、「ボトックス注射後1週間ぐらいは少し違和感を感じたが、その後は全く違和感を感じない。楽器を吹く人でなければ、何も困らないと思う」と話していました。

これまで『人中短縮レーザー』を受けてくださった患者様の中に、わざわざ遠方からお越しくださった患者様がおられます。施術から1か月して、その患者様から「プリッとした質感を伴ったまま唇の上向きがキープされている。ヒアルを注入したかのような上向き唇になっている。」という嬉しいお声をブログメッセージで頂きました。この効果がさらにどのくらい持続するのか、また経過を追ってご報告したいと思います。

【人中短縮レーザー】

1回 55,000円 

※麻酔代込

※ボトックスを同時施術の場合、11,000円で追加可能です。