みかこクリニックにはたるみや小顔治療に用いるマシンが、3機種になりました。私がたるみを改善させた『フォトナ』そして小顔治療に有効なHIFUの『リフテラ』、そしてサーマクールの後発品である『ボルニューマ―』の3機種です。それぞれに有効なマシンですが、『どの施術を選択したらいいの?』と迷われる患者様もいらっしゃると思います。そこで、たるみ治療に対する現在の私の考えをご紹介したいと思います。
まずはみかこクリニックに現在ある機器のそれぞれの熱が作用する層を図に表してみます。
たるみを改善させたい場合には、どの層に熱を加えたいのかを考えて療器を選ぶ必要があると考えています。脂肪の層に熱が加わると、程度の差はあれ脂肪のボリュームは減ることになります。つまり、脂肪を減らしたいのか、減らしたくないのかによってマシンの選択や照射の方法の工夫をする必要があります。図の中央に示したように、高周波治療器も一部脂肪の層に熱が加わるため、やり過ぎると最終的には脂肪は減る=コケる可能性があります。これ以上脂肪を減らしたくないという場合や部位には、ほぼ真皮だけに熱を加えるほうが望ましいということになります。
個人差はありますが、20代や30代前半はまだ真皮が伸びてきていないので、そこまで必死に真皮に熱を加えなくてもよいと考えています。ところが、30代後半から40代以上になると、真皮が伸びてきていますので、真皮の引き締め効果を狙った施術でないと、満足度が下がることになると思います。この考えから、現在私が考えている、年齢やお顔のタイプ別のお勧めの治療を示します。
●20代・30代前半で小顔にしたい場合→PIANO+リフテラ
●30代後半で小顔希望のない方(肉付きが少ない方)→ボルニューマ(やり過ぎない)またはフォトナスキンタイト2D
●30代後半で小顔希望のある方(局所的に減らしたい脂肪があるまたは肉付きがある方)→ボルニューマ+リフテラ(HIFU)
●40代以降で小顔希望のない方(コケたくない方・脂肪を絶対に減らしたくない方)→フォトナ(内容は応相談)
●40代以降で小顔希望もある方(局所的に減らしたい脂肪がある場合)→ボルニューマ+リフテラ+可能であればフォトナ追加
上記を基本に、ご予算などをお聞きして、その方に適した施術をお勧めすることにしたいと思います。